＜長編＞アルメニア教会クリスマスコンサート（その１）
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そこから、皆でバスに乗り、Conneticut州のHartfordにある学校（そこが演奏会場らしい）へ向かったわけです。Conneticut州はジョージ・Ｗ・ブッシュの出身校でもある名門、Yale大学があるところだとつい最近知ったのですが、とにかく近くないところです。 出発のときに早速トラブル。出発時間になっても私をアルメニア教会に誘った同僚が来なかったのです。 私に「彼はどうしたんだ？」と何人も聞いてきましたが、土日なのに知るはずもありません。 そこへ、いつもその同僚とつるんでいるアメリカ在住のアルメニア人の一人が
と言ったもんですからいざ出発。 私はバスの後ろを振り返りましたが、
そんな車はありません．．．
指揮者の奥さんでもあるメンバーの女性も気づいたのですが、既にバスは出発してしまったので、どうすることもできず、そのまま行ってしまいました。
Hartfordまではハイウェイを乗り継いで行くことができます。私は隣に誰も座ってこなかったので、二列ある席を独り占めしたわけですが、初めて走る道をぼーっと眺めてました。 一応海外の景色ですからそれなりに楽しめます。行ったことのない大きなショッピングエリアがあったかと思うと、池があったり、森があったり、
と言いたくなりますね、ホント。高速の看板を眺めながら、
「ふーん、ここにはこうやって来るんだー」とか
「あぁ、この地名って聞いたことあったけどここにあったのかー」とか、
Hartfordってここで出口を出ればいいんだーとか・・・
ちょっと運転手さん．．．
通り過ぎてやしませんか？？？
みんなおしゃべりに興じてます。ほとんど遠足状態です。平均年齢は軽く４０歳を超していると思われますが、このヘンは老若男女を問わず、いずこも同じくってことでしょうね。 で、運転手も気づいていたらしく、次の出口で出てすぐに同じハイウェイの入り口に入り、同じ景色を戻っていきました。
何人かは気づいてたのか、もしくはアルメニア語で道を間違えたという連絡が行き渡ったのか、次に同じ出口に来たときは数名が口々に「あっち、あっち」と騒いでました。 その後は道を間違えたかどうかも正直よく分かりませんが、時々ヘンな一般道を走ったりしながらもバスは着実にHartfordに近づいてはいるようです。 そして、２時間が経とうかという頃、目の前にSheraton Hotel発見。都会の印です。間もなく、それなりの高層ビルが立ち並ぶダウンタウンが見えてきました。 新しい町というものはいつもワクワクするもんですねー。ダウンタウンの風景を満喫していると、そこから５分ほどで高速を降り、一般道へ。そしてとある細い道で右折しました。
おっ！ 着いたな。
なかなかこの運転手、あなどれません。
が、さっきの右折ポイントの手前を左折すると、目的地の学校らしいエリアに入りました。単に行き過ぎただけみたいですね。 で、バスは無事到着。でも、運転手さえ間違う道のりを、
私の友人は無事来られるんでしょうか？ |
