別にいなかったわけじゃないんですけど、今日はひさびさにアルメニア人のお話。

　彼はただ今、次の職場を求めて就職活動中。もともと、期間採用だったので期間が切れたためなんですが、そこはなかなかアメリカも不況ですから簡単には見つかりません。

　アルメニアもソ連崩壊後の長期的な不況（というか、国内産業が育たないらしい）で、アルメニアに帰ったところで仕事などないので、彼はできればアメリカで長く働いてゆくゆくはグリーンカードを取得したいようです。アメリカで働く旧ソ連の研究者は大抵同じような感じなんですけど。

　で、実は既に候補があります。アメリカの小さな大学で、最初は講師ですが、ゆくゆくはTenureつまり大学の終身在職権（通常、Associate Professorに昇格すること）も得られるという話。Associate Professorになれば、グリーンカードも取得できるでしょう。

　しかも、数名候補はいるらしいんですが、今のところ彼の専門がピッタリのため、事実上彼に決まっていて、正式な決定の2/1を待つばかりというとってもいい話なのです。

　今日は、今月末に形ばかりの面接があるというので、そこへ行くための航空券を探していました。

　インターネットで探してたんですがね。最初に私に、

・俺のATMカード使える？：　君のはデビットが付いてるからＯＫだよ

と聞いてきたところから始まり、もう私に質問の嵐。

・●●に空港が見つからない：　地名の間に"-"を入れてた（例：Los-Angels）
・●●に空港がいくつもある：　それは先方にどこがいいか確認してください

で結局、先方の大学のＨＰで確認しようとしたんですが、

・どこに書いてある？：　Directoryってのを検索してみて
・空港名が書いてない：　International Airportって書いてあるよ（それで分かる）

とようやく分かったんですが、

・で、どの空港がいいの？：　クリックしようとしているのは・・・

それはアメリカじゃなくてベネズエラの空港（たまたま地名が同じ）ですよ〜

と危うく

ベネズエラ

へ旅立ちそうになるアルメニア人。

　正しい空港を選んであげても、とても目が離せないので、付きっきり。

　さらに、

・これは往復運賃か？：　そう書いてあるじゃん．．．
・どれがいいかな？：　そんなの自分で決めなって．．．

で、1/30の正午に向こうに到着して、1/31の午後に出発したいというので、朝６時前後の便だろうという話になり、

・おおっ、これは安い！：良かったね(--;
・でも、どれが何なのか分からない：一つの候補に４便あったため混乱、乗り換え１回（片道２便）で往復書いてあるんだよ（ちゅーか、よく読みましょう）

てな具合でようやく自分で見つけられるようになったので、自分の仕事に戻ったんです。

　が、しばらくして、