さらば、カレン！
（2002/03/15の日記より）
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ついに、カレンが最後のお勤めを終えました。ボスからやれといわれた実験自体は終わったようですが、そのデータを含め、図面の作成や文献検索が全く出来ていなかったため、職場の他の人間に仕事を託して、後日２報をまとめて提出することになったそうです。 てゆーか、今日も とかいいながら図面を作ってたんですが、相変わらずなかなか画像の形式が覚えられず、３０分おきくらいに声をかけられてました（笑）。文献検索に至っては、やったことがなくてお手上げだったようです。 んで、さらにデータやプログラムの引継ぎがあるのですが、まだ車を売り払ってなかったので、その手続きをやると言って、引継ぎの打ち合わせをすっ飛ばして昼に飛び出していったカレン。 おかげさまでそのツケがたたり、引継ぎが終わったのが夕方の５時。金曜日で職場のほとんどは６時にはいなくなります。 しかし、カレンには自分のデータをＣＤ−Ｒに焼いてアルメニアに持って帰るという仕事が残っていたのです。Ｚｉｐのようなドライブはアルメニアにはありませんから、どうしてもＣＤにする必要があるのです。 勿論、カレンはＣＤ−Ｒの焼き方を知りません。てゆーか、未だにＣＤ−ＲとＣＤ−ＲＷの区別もよく分かってません。私も職場のＣＤ−Ｒは使ったことがないので、 と念を押しておいたのです．．． しかし、部屋の片付けとかをごちゃごちゃやってるうちに、時間は６時を過ぎ、誰もいなくなりました。 はい、オタスケマン確定．．．(--; でも、私はどのマシンにＣＤ−Ｒがついているかさえ知りません。しかも、いろんな人間が自分勝手にいろいろソフトを入れたりしているので、登録されているプログラム数も半端じゃありません。 そんな中、確か最近買ったと聞いた外付けＣＤ−Ｒのついたマシンを発見。早速、ソフトを探し始めました。 しかし、３つほどあるソフトがどれも正常に動きません。あんまりＣＤ−Ｒのドライバなんて気にしたことがないので、何がおかしいかも分からず、あーだこーだやってどうにもならないので、知ってそうな職場の人間の自宅に電話しました。しかし、そこは最近導入されたばかりのドライブ。彼も大まかには覚えていますけど、詳しくは覚えていないんですよ。仕方ないから、聞いた情報を頼りにもう少し頑張ってみることにしました。 んで、いろいろ試すこと１５分くらい。 カレンはまだ荷物のパッキングが終わってない上、アルメニアの家族や親戚へのお土産を買いに行きたいので、帰りたくてしようがない光線を発しまくってます。私がいろいろ調べているそばから 「もうコピーしているか？」 「いつ頃終わるか？」 「こんなギリギリまで働かされるとは思ってなかったよ。」 （私は思ってたよ．．．） 「このことは一生忘れない。」 （私もね。） ・ ・ ・ とまあ、催促と愚痴のオンパレードです。 しかし、マイコンピュータにドライブがいっぱいあってどれがＣＤ−Ｒのものかもわかんないし・・・ USB、繋がってないじゃん(--;。 私のUSB接続のZipドライブはUSBケーブルから電源供給されるので、何となく電源が来ていればUSB接続はＯＫという先入観があったんですね。何ともチェックが甘かったというか・・・ などという怒りをぶつける相手もなく、私は黙々と作業を続けたのです。 そして、とりあえず必要なファイルを書き込む方法が分かったので、それを実行しました。終了までは１５分ほどかかりそうです。 私、何のことはない、まだ自分の仕事が終わってなかったからまだ職場にいたわけでして、カレンに と言い残して自分のオフィスに戻ったんです。 １５分後・・・電話が鳴りました。 使い方を完璧に把握していたわけじゃないので、１００％の自信はなかったものの、たぶん大丈夫だろうと踏んでいたので内心「ちょっと困ったな」と思いながらも、カレンのいる部屋に向かいました。 確かに通常のＣＤ−ＲＯＭドライブを３台ほど試してみましたが、どれも読み込めません。仕方がないので、元のＣＤ−Ｒドライブにディスクを入れてみました。すると、ちゃんとデータが入っているようです。 と思いましたけど、仕方がありません。もう一回試そうとイジェクトボタンを押したんです。すると、ディスクが出てこずに画面にメッセージが。 ・・・何のことはない、追加で焼きたくなったり、再フォーマットしたくなったときのために、ＣＤ−Ｒドライブ上では読み書き可能な状態でおいておけるモードがあったんですね。カレンはこのメッセージを読まずにディスクを取り出したので、ＣＤ−ＲＯＭドライブで読めなかったわけです。 この時点で既に９時ちょっと前。アルメニアへのお土産を買うつもりだったWALMARTは１０時に閉まります。 そして、ＣＤ−ＲＯＭで読める状態にして中身をチェック。 Ｅメールのデータは・・・あれ？ 空？？？ ちゃんとフォルダはコピーされているのに、中身のデータがありません。どこを探しても見当たらないので、おかしいなと思いつつコピー元を調べてみました。 カレンがどうやら、ネットワークドライブに自分のマシンからコピーするとき、中身をコピーし忘れたようです。ていうか、中身をコピーしないのって結構器用だな．．．(--;;; いやー、これには困りました。だって、当のカレン、 って言うんですもん。んで、元のマシンにあったデータを見てみると６０ＭＢ。とても、メールで送れる量じゃありません。 んで、仕方ないので個別のファイルごとにサイズを見てみると、ほとんどは送信済みファイル、残りの大半が受信ファイルのようです。んで、よくよくカレンに話を聞いてみると、 って言うんですよ。そんなの見てみたら３０人分くらいしかないじゃん！ 「これくらいなら、メールで送ったげるよ」とカレンに私から約束し、ようやくカレンの全てのお勤めは終わったのです。時間は９時１０分。 この時点でカレンは「もうお土産を買う時間がないよー」と愚痴っていたので、誰に買わねばならないのか聞き出して私が手元にあった紙にリストを作成し、彼に手渡してやりました。確かに時間をかけて選ぶ必要があったら、ちょっと３０分じゃ時間が足りませんが、両親、二人の妹、二人の義理の弟（ってことは妹は二人とも結婚しているのか）、４人の子供（ということは妹には子供もいるらしい）分のお土産のうち、半分くらいは買えるでしょう。残りはボストンの空港で買えますし。 そして最後に私に糊を借りたカレン。今日、駐禁を取られたのでその支払い封筒を糊付けするためだそうです。 こうしてカレンは私に返さねばならないオフィスの鍵を預け、最後の荷物チェックをして、私と最後の別れの挨拶を交わし、去っていったのでした。 元気でな、カレン！ 嫁さん（候補）カワイイといいね、 カレン！ でもまだ鍵を返さなきゃいけないね、 カレン！ それとメールアドレスリストも 送んないとね、カレン！ もう本当に何もないよね、 カレン！ 心から彼の未来に幸あらんことを願っております。 |
