ハンバーガーショップと言えばマクドナルド。私のカラオケレパートリーでもある嘉門達夫の「ハンバーガーショップ」にも負けないアメリカのマクドナルドの素晴らしさは既に紹介した通りですが、アメリカには日本にないハンバーガーチェーンも勿論あります。西海岸ではIN-N-OUTというのが有名ですが、今回はアメリカ全土にチェーンを持つが日本ではあまり知られていないグレートなハンバーガーチェーンのグレートな店員をご紹介致しましょう。

その名も"Johnny Rockets"
（豆知識：正確には六本木に一軒あり！）

　私はきっと私の近所だけがそうなんだと心に言い聞かせていますが、ここの店員はとにかく「ハイテンション」なんです。まず店に入れば、

店員：「やあ、みんな。どうだい？」
 "Hey guys, what's up?"

から始まります。そしてメニューを取るときには、爽やかに我々の座っている椅子の空いているところに滑り込むように座り、

店員：「注文決まった？」
"Ready to order?"

という調子です。

　ポテトを頼むと、一緒に空の小さな紙皿を持ってきて、テーブルの上にあるケチャップの瓶を渡すよう頼まれ、目の前でクルクルッと瓶を回したかと思うと、瓶の底をトントンと叩いてケチャップを皿に入れてくれるんです。勿論、回すのは演出だけで意味はありません(^^;。

　こないだ友人と行ったとき、友人が紅茶、私がコーヒーを頼んだんですが、まず友人の紅茶を颯爽と持ってきてくれました。そして、友人がまずカップの横にあるレモンをカップに絞り（これもよく考えたら奇妙な行動のような気もするが．．．）、スチール製のポットから紅茶を注．．．ぐ前に、友人の手が止まりました。そして、恐る恐るポットの中を覗き込むと、そこには透明なお湯が．．．(--;;;

　私が店員に

私：「ねえ、兄ちゃん。これただのお湯だよう．．．」
"Hey man, it's just hot water."

って言うと、

店員：「．．．ぉぉおおうけえええい、すぐ持ってくるよ。」
"ooOOKaaaay, I'll be right back."

と言ってまた颯爽と去っていき、戻ってきたときはちょびっとすまなそうにティーバッグを置いていった、その姿がちょっぴし可愛かったりします。

　そして、次に同じ店員が私のコーヒーを、それはもう爆弾でもそんなに慎重に運ばんだろうってゆーくらい慎重に運んできました。そして、テーブルの上に置かれた私のコーヒーの受け皿にはドバドバとコーヒーがこぼれてました。彼は何にそんなに慎重だったんでしょうね？？？

　そんな彼らの最大の見せ場は、グレートなショーです。と言っても、ステージとかがあるわけじゃありません。この店にはジュークボックスがあるんですが、そこで盛り上がる曲がかかると数人が歌いだします。ってゆーか、ジュークのほとんどの曲は盛り上がる曲なので、ずっと歌ってます。そんなゴキゲンな曲の中でもとりわけゴキゲンなのが、「ＹＭＣＡ」。日本でも西城秀樹が「ヤングマン」のタイトルでカバーして大ヒットしましたけど、この曲がかかるとシャイな日本人には危険信号です。

まず、店員の足取りが軽くなります。

ステップを踏み始めます。

そして、西城秀樹の歌詞なら、

「もう悩むことは、な・い・ん・だ・から。

チャンチャンチャンチャンチャ、スバラシイ」

"＼(￣^￣)゛ハイ!!

Ｙ〜Ｍ〜Ｃ〜Ａ〜！！！

　東ニ踊ラナイ客ガアレバ
　行ツテ（ムリヤリ）踊ラセテヤリ
　西ニ知ラナイ客ガアレバ
　行ツテ（ムリヤリ）踊ラセテヤリ
　南ニ死ニサウナ人アレバ
　行ツテ（ムリヤリ）踊ラセテヤリ（ウソツケ！）
　北ニケンクワ（喧嘩）ヤソシヨウ（訴訟）ガアレバ
　行ツテ（ムリヤリ）踊ラセテヤリ（ホントかも！？）

・・・とにかく、踊らせないと気がすまないようなんです。

　そんな私は今日もJohnny Rocketsに行き、ジュークでＹＭＣＡが流れます。

さあ、皆さんもご一緒に、

チャンチャンチャンチャンチャ、スバラシイ


"＼(￣^￣)゛ハイ!!

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