今回はスロベニア人のお話．．．いつの間に

「そこがヘンだよ、スロベニア人！」になったんだぁ〜(▼O▼メ)

豆知識：スロベニア ・首都：リュブリャナ（LJUBLJANA） ・人口：199万人 ・主要言語：スロベニア語 ・イタリアの東、オーストリアの南、クロアチアの北、ハンガリーの西。結構いいロケーションなのに割と知られてないのね．．．

　スロベニア人のダニエル（仮名）は、スロベニアの大学院生。夏の期間を利用してアメリカに短期留学（っちゅーより、ほとんど旅行）で来ておりました。彼の英語はっちゅうと、めちゃウマイんです。何でも、まあロケーションのせいもあるんでしょうが、ラテン系のイタリア語とゲルマン系のドイツ語（オーストリアね）は高学歴の人なら大抵話せるんで、そこから転じてフランス語、英語くらいまでは話せるらしいっす。つまり、ダニエルは５ヶ国語が話せるってわけ．．．スゲェ。

　ネイティブのアメリカ人とでも全然平気に話してるし、彼の研究のプレゼンのときでも、ちょっとアクセントはあったものの「こいつは英語が母国語なのか？？？」と思うほど。それくらい流暢だったんです。（後で分かったんだけど、彼のボスはアメリカで博士号をとったにも関わらず、そんなに上手くない。結局、彼がスロベニア人の中でも英語が上手いということもあったんだろう。）

　そんなダニエルとちょっとした合宿形式の討論会（世界制服をたくらむマッドサイエンティストの集い？）に行って来ました。

　一応ちゃんとした学会なんですが、セッションは朝の９時から昼の１２時、お昼を食べたら次のセッションは夜の７時からという何ともゆったりした討論会。さすがアメリカです。日本の学会でここまでゆったりしてるのは聞いたことありません（笑）。てなわけで、我々は近くの山に登ったり、サッカーをしたりしながらゆったり過ごしておりました。

・・・と、ここまでは関係ない前置き(^^;;;。

　そんなある日の昼食。食事は討論会が開催されているちっちゃな大学の学食なのですが、カフェテリア形式でメニューは食事もデザートも結構充実してます。しかも食事代は学会参加費に含まれているので毎日食べ放題！！！　結構大食いのダニエルは、私の倍ほどもあろうかという昼食を平らげ、すっかりご満悦でした。ここは学食なのに何故かウェイトレスがおりまして、食事を終えた我々の元へ陽気なウェイトレスのおばちゃんがやってまいりました。

・・・てな調子。私はお腹いっぱいでしたが、絶好調のダニエルはデザートを取りに行きました。そして戻ってきたダニエル、でっかいカップにアイスてんこもり、さらにその上にフルーツをいろいろトッピング、自分で勝手に素晴らしいパフェを作って帰ってきました。

　そこへさっきのおばちゃんがまた通りかかり、 嬉しそうにダニエルに一言、

"You're awesome!!!"

　英語の得意なダニエル、目がテン状態。

状態だったことでしょう。

　実は私、既にこれと同じ目に会ってたんですよ。私がボスと仕事のミーティングしてたら、

"It's awesome!!!"

って言われたとき、内心ビビリまくりでしたが、その後のボスはゴキゲン状態。とりあえず何事もなくミーティング終了。ドキドキした心を落ち着け、私は辞書を調べました。

・・・ということを、私はダニエルに説明しました。するとダニエル、何故かこのawesomeが大変お気に入りのご様子。何度も復唱し、"It's interesting, it's interesting."と言ってます。そうして、お手製パフェも無事完食したダニエルの元へ、デザートの器を下げるためにさっきのおばちゃん登場。二言三言会話を交わした後（ちゃんと聞こえなかったけど、おばちゃんはダニエルの食べっぷりを誉めていた様子）、器を持って去ってゆくおばちゃんに向かってダニエルがボソッと、